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育児日記

一ヶ月検診まで

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T=わたし、K=家内、K2=娘
1998/7/02

0:10

名前が決まってほっとしている。彼女のプライバシーもあるので、彼女の名前が彼女の意向によって取り消せるように、露出は最小限にとどめることにする。つまり、これからは取り繕ったようにK2と書くことにする。Kは家内なので小文字のKにしようかとも思ったが、書きやすさと、見やすさを優先して、K2とした。どうせ日記を戻って読めばわかることだから、読者にやさしくないといわないで欲しい。
とうとう名前が決まったことで、とりあえず、落ち着いて眠っている。K2もいずれ、遠い未来には子どもを産んでTやKの苦労を味わうのだろうかなどと考えてみる。まだ生まれてから二週間しかたっていないが、相当長い道程だったように感じる。破水してタクシーをつかまえて、病院へ駆け込んだ頃が相当昔のように感じるのだ。

つい先日、病院でもらってきたミルクの缶が一つ空になったので、新しい缶を開けた。ミルクを変えると飲まなくなることもあるといわれていたので、少し心配したが、ちゃんと飲んでくれた。よく聞いてみると、病院で使っていたものだそうだ。飲むのはあたりまえですね。
今日明日はKの母が出張しているので、親子三人である。だからといって別にどってこと無いですが。Tのアルバイトは不採用だった。また職探しをしないといけない。それよりも、頼まれごとを早いところ仕上げないと。

ここで一言書いておく。K2の名前は、生まれる前から決まっていたのです、Tが知らなかっただけで。いきさつは、面 倒なので省く。日記をきちんと読んでいればわかることなので。

今日までは、随時更新していたが、今日から一日一回更新にしようと思う。日記だし。

Kが出生届を出しに行ったが、書類の問題で一度帰ってきた。4時半頃である。必要なことを書いて、あたふたと再び出かけた。届は出張所に出すらしい事を言っていた。入籍が出産の後になったことが問題になっていたようだが、何だかあほらしい。

今日はスパゲッティーを作った。ミートソースを作ろうとしたTは実はミートソースの作り方を知らず、何だかわけのわからないものにしあがってしまった。辛くて淡白な味だが、それなりの味がしてTとKとで、茹でたスパゲッティーにかけて食べた。
K2の調子は、まずまずである。特に病気のようでもなく、ミルクはそれなりに飲むし、母乳もちゃんと飲むし、排泄物に問題も無さそうだ。どんな赤ちゃんでもそうなのかもしれないが、母乳を与える時、K2のあごの力が増したのか、Kが大変に痛がっている。Tにはどうしようもないので、見るのが辛い。まさか、K2に言って聞かせてわかるわけでなし。
おむつは以前も書いたが、布おむつである。今時とは思うが、Tはあまり気にしていない。紙おむつなら交換する時に、汚い方は捨ててしまえばいいのだが、布はそうも行かない。おしっこの時はいいけど、うんちは?K2のおむつを替える時にはじめて知ったが、トイレで流すのだ。本には、へらのような固いもので削ぎ落とす、と書いてあったようだが、まさか台所の調理用のヘラを使うわけにもいかず、手に持ったトイレットペーパーでこそぎ落としている。
Kの体調がこのところよくない。というよりも、妊娠して腰の痛みを訴えるようになってから、あまり体調がよろしくなさそうだ。ついさっきはびてい骨が痛かったようで突然叫びだして驚かせる。体調がよろしくないのは、出産直後でいろいろとあるのだろうが、訳もなくTに八つ当たりする。男性として出産の苦しみが一生わからないTとしては、どうしようもない。本当にどうしたらいいんだろう。


1998/7/03

K2はおむつが嫌いなようだ。おむつを替える時、新しいおむつを蹴り飛ばしてなかなか付けさせてくれない。いつのまにかかけてあるタオルケットも蹴飛ばしてしまう。がさつな女の子に育たなければいいが。
Kは体が辛くて、横になったまま授乳させる。怠惰の局地だ。でも、なんとなくうまくいっているところが、不思議である。

そろそろ目が見え始めることでしょうか。明るい暗いの判別から、次第に目が見えてくるようで、色々なものを見ています。TとKの本棚をじっと見ている。読書好きになるのでしょうか。TもKも眼鏡をかけているが、K2も将来は眼鏡をかけるのだろうか。


1998/7/04

昨日、電気式の哺乳瓶の煮沸消毒器が届いた。コンロで鍋を使って煮沸していたのだが、育児に疲れて鍋をかけっぱなしにしておいたりする危険をさけるためだ。便利な機械だが、便利すぎると本当に煮沸できているのかどうか、心配になってしまう。
Kは偏平足だ。Tの目から見るとK2も偏平足に見える。偏平足は遺伝するのだろうか。
K2のうんちのにおいは、ヨーグルトのようだ。いいにおいじゃない。お腹の中で、ミルクがヨーグルトに発酵しているのだろうか。

ここ二、三日ミルクをよく飲むようになった。飲む量も飲む時間も一定してきた。でも、やっぱりあまり泣かない。お腹が空いて泣きはじめても抱き上げると泣き止んでしまう。

K2がミルクをもどした。Kがミルクをやっている最中だった。顔じゅうをミルクだらけにしていた。慌てて顔を拭いて、替えの服を着させて落ち着かせたら、またミルクをのみ始めた。どうなっているのだろうか。
ミルクをはいたので、お風呂上がりに、短い服しか残っていない。いつも、服を二枚着せていて、上には、足まですっぽり入る長めの服を着せていたが、それが、全部汚れてしまったので、短い服しか残っていないのだった。


1998/7/05

早朝二時すぎに、Kの兄が、尋ねてきた。主な用件は、TにPowerBookをゆずるということで、買った状態の段ボール箱を抱えてやってきた。Tにとっては待ちに待ったものである。
ミルクを飲んでいるところを写真に収めたりしながら歓談していたら、KがK2のわきで眠り込んでしまった。狭いスペースなので、Tがベッドへ連れて行こうとしても、眼鏡をかけたままのKは不機嫌そうに起きようとしない。とうとう、Kの兄が帰るまでおきてこなかった。
K2の方は順調である。よく眠り、あまり泣かない。おきて何かを見ている時間が増えたように感じる。泣くわけでなく眠るわけでなく、ただじっと周囲を見ているように見える。
さっき見たら、首とお尻のあたりに、ぶつぶつができている。あせもかなにかであろうか。

K2の声が、孔雀に似ているとKが言った。小学校の頃に、学校で飼っていた孔雀に似ているらしい。孔雀の名前は「カーオ」といい、この名前はその孔雀の泣き声から取ったそうだ。


1998/7/06

なぜだか知らないが、この頃、K2は何でも嫌がる。お腹が空いているからとミルクをつくって飲ませると、乳首をくわえてすぐはいやな顔をする。抱っこしようとすると体をそらせたり手を空中に突き出したりして抵抗する。極めつけがミルクで、口で欲しがっているのに、手が哺乳瓶を押しやってミルクを飲ませまいとしている。

sayouさんという方からメールが来た。ネットサーフィンをしていてたどり着いた育児日記のあるページを作っている主婦だ。離乳食の格闘の話が出ていて、参考になったので掲示板に書いたら、すぐにメールが来たのだった。届いたメールの内容もまた参考になることが書いてあって、感謝の返事を出した。

生後三週間、午後二時から四時ぐらいの間に、200cc程度のミルクを飲んだ。大丈夫なんだろうか。

今日も一日、何事もなくくれていく。今日のK2は、あまり機嫌がよくなかった。ミルクの飲みすぎで胃がもたれたんだろうか。おむつを替えてもミルクを飲ませようとしても機嫌は直らない。しょうがないから、KとTで交代で抱っこしてあげたら、何とか眠ってくれた。


1998/7/07

今日は七夕である。K2は本来、今日出産予定だった。予定は未定だからどうでもいいことだ。
K2のミルクを飲む量と飲む時間帯がまた不規則になった。不規則になるとKとTの睡眠時間が削られる。まあ、K2に頼む術もないので、なすがままである。

八時ごろTの妹が遊びに来た。学校が終わってから来たので、遅くなっただけじゃなくて、ラーメン博物館でラーメンを食べていたそうだ。
Tの妹が、28日までが新生児だから、新生児の間に一度見ておかないとと言っていた。帰りがけ、うんちとおしっこを見て、いいものを見させていただきましたと言って去っていった。さすが看護系の学生である。
Tの妹はやはり、学生だった。K2を抱く姿がこわごわしていたし、ミルクをあげることができなかった。もう少し期待していたTはちょっとがっかりした。
Tの妹いわく、この時期の赤ちゃんは半径五十センチ程度しか見えないらしい。


1998/7/08

K2の顔に汗疹ができているが、それが右半分しかできていないのはなぜだろう。左側が窓で、直射日光が当たらないにせよ、左側が窓であることが理由のような気がして、右側に窓が来るように寝かせてみる。
K2の汗疹が日増しにひどくなっているのがわかる。ベビーパウダーをつけた方がいいのだろうか?自分の肌ではないだけに、また、女の子の肌だけに判断に苦しむ。

お風呂に入れたら、顔の汗疹が真っ赤になって更に痛々しい。病院に連れて行こうかKとTで悩んでいる。
親類から、名前が決まって出産祝いを送りたいけど何がいいかというメールと、電話が来た。現金がいいけど、現金だとTがパソコンにつぎ込んでしまうから、と言ってKとKの母とTで協議して、ベビーカーがいいのではというレスを送った。
電話で問い合わせていただいた方は、名前入りのアルバムを贈ると決めていたらしいが、こちらが写 真などすべてデジタルに落としているのを聞いて、悩んでいるようだ。送る方も送られる方も、難しい。


1998/7/09

今日もまたK2は機嫌が悪いらしい。おむつを替えてミルクをあげたら少しもどした。Kの母は赤ちゃんがミルクを吐くのは珍しいことではないといいます。
K2の寝起きが悪いのがKゆずりだとTが言うと、Kの母はKから遺伝した、という。でも、遺伝はしないのではないだろうか。それにしても、今日は一日K2は機嫌が悪い。何がいけないのか、よく分からない。雨が降り出して雷が鳴り出して、それが理由だたりしてなどとTは考える。


1998/7/10

K2にミルクを40ccづつ分けてあげると、120cc程度飲むが、一気にあげると100cc程度で満足してしまうようだ。どちらがいいのだろうか。
このごろTは過剰睡眠である。育児の精神的疲れが出ているのだろうか。K2が生まれて四週間、退院してから三週間である。
昨日、Tは妹から電話をもらった。汗疹に関するちょっと医学的な話である。とにかく清潔にすることと言っていた。もしも、アレルギーかなにかだったら、アレルギー専門の医者がいるところが望ましいいことを聞かされた。

K2は昼から夕方にかけて機嫌が悪くて寝てくれなかった。ミルクをやっても(以下略)。便秘気味なようで力んでうんちをしている。夜になったらとてもおとなしくなった。


1998/7/11

この頃K2は寝汗をかいている。かけてあるタオルケットもすぐ蹴り飛ばしてしまう。暑いのだろうか。
顔の汗疹が少なくなったように思える。お風呂から上がった直後は血の巡りがよくて痛々しい。汗疹が2、3日前まで右側だけだったのが、顔全体に分散して密度が下がっただけかもしれない。もしかしたら、Tが左右を逆に寝かせたのが良かったのかもしれない。とにかく良かったとおもう。


1998/7/12

K2は昨日の夜から便秘気味なようで、唸っている。泣くわけじゃなく、ミルクを欲しがる様子もなく、おむつも汚れていない。代わりにというわけにはいかないところが、つらい。何かいい対処法があるのだろうか。

今日はK2をKの母に預けて、TとKで中華街へいった。目的はベビー籠である。中国貿易公司で2200円だった。帰りがけに夕立にあたって、ビニールのかかったベビー籠を被って帰ったのはTだ。ついでに、赤ちゃん用の西安袖止め(900円)と中華街ラベルの黒生を買ってかえってきた。行きがけに、大田区仲六郷1−11−12に「Court楓」というアパートだかマンションを見つけた。帰りがけにJRが止まっていて一時間程度の足止めを食った。


1998/7/13

Tが目が覚めてしばらくすると、K2が突然泣き出した。本当に突然泣き出したのを見たのははじめてのTだった。なんだかんだと言ってもK2は赤ちゃんである。

Tの父から「初孫」というお酒が届いた。金粉入りで、やけに高そうだが、醸造アルコールが入っているようなので、味の方はいまいちとおもわれるが、ネーミングに笑った。意外と有名なお酒で、Tも名前だけは知っていたが、このタイミングに送ってくるとは。もしかして、こういうためのお酒なんだろうか。

Tの母が孫の顔を見に来た。ついでに知り合いからのお祝いを持ってきた。K2の服二着と、ディズニーのミニーのお風呂用おもちゃだった。用事があるので、長居はしなかった。育児とは関係ないが、Tの母がKへ、カメオのペンダントをプレゼントした。

育児日記に付随して、子育てリンクを作った。沢山のリンクを乗せてからアップしようとおもっていたが、気が変わった。


1998/7/14

昨晩の深夜バスでKの母が岐阜へ出張に行ってしまって、TとKとK2の親子みずいらずになる。TとKは先日ビデオレンタルストアーから借りてきた洋画の残りをK2の不機嫌に邪魔されつつも見終わり、Kがリタイアして先に睡眠についた。Kが寝てからしばらくして、K2が唸りだした。便秘気味のようだ。赤ちゃんの便秘には食物繊維を与えるわけにも行かず、どうしたらいいのか本当に困る。
ミルクを要求するので哺乳瓶で与えるが、淡が絡んでいるような声を出す。空気が悪いのだろうかと心配になるT。そう言えば、KもKの兄も花粉症らしい。Tの家族はダストアレルギーである。この頃は、奇麗な空気もお金を出さなければいけない時代になったようだ。
目に見えてK2の汗疹が減ってきた。ベビー石鹸を使ったことも大きいだろう。お風呂上がりでもあまり目立たなくなって一安心である。ものが次第に見えてきているようだ。K2の目が、移動する指を追ったりするようになった。
KはK2がパタリロに似ているという。漫画のキャラクターのパタリロである。まあ、似ているといわれると、似ているように見える。しかし、子どもをモチーフにしたキャラクターであるから、似ていて当然かもしれない。


1998/7/15

K2は確実に大きくなっているようだ。K2が入院当時、足につけていた名札のベルトで、今の足の太さと比べてみると、確実に太くなっている。
K2が黙って目を開けている時間が増えた。お腹が空いて泣いているときに、ミルクの入った哺乳瓶を目の前にかざすと、一時泣き止むようになった。
昨日あたりから涼しくなったので、エアコンを止めて窓を開けるようにしている。相変わらず寝相が悪く、蒲団を蹴ってしまう。寝冷えして風邪をひかないようにしないと。


1998/7/16

目が覚めたTはK2が激しく泣いているのを耳にする。Kの母はいないのだろうかとおもい、スケジュールを思い起こして慌てて起き上がる。となりにはKが寝ている。飲みかけたミルクとKの母のメモがテーブルの上に置いてある。
K2の右目尻下にかさぶたのようなものが見える。ほくろのようにもみえる。定着してほくろになるのだろうか、一過性でかさぶたのように消えていくのだろうか。


1998/7/17

K2はこの頃、にやりと笑ったような表情をする。ブルース・ウイルスが笑ったときのような表情に似ているとTは思う。
Kの母が、ミルクがなくなったので買ってきた。明治のミルクは粒子が粗くて溶けにくいようだったので、今度は森永を買ってきてもらった。汗疹の発生とミルクとに相関関係はあるのだろうか。

Tははじめて、K2をお風呂に入れた。赤ちゃんをお風呂に入れる為の手袋に、ベビーソープを使った。とにかく腰に悪い。K2はお風呂の中でよく動く。水泳させようかと考えるT。そう言えば、赤ちゃんは一ヶ月ぐらいから水泳ができるというメールをもらった。少し気になる。

昨日は、日記を書いておいて、アップするのを忘れた。ごめんなさい。ということで、今日は早めにアップする。


1998/7/18

早朝、四時ぐらいにKの兄がやってきた。完結していない「エヴァ」の最新のLDを持ってきてくれた。ついでに、先日じぶんのG3マックと一緒に撮ったスノーレッツを持ってきて、K2の写 真を撮っていった。ネットワークの本なども持ってきてくれた。Kの兄は「エヴァ」の最新刊を一緒に見てから帰る。

ニヤリ、という表情をK2は以外としょっちゅうやっているようだ。笑っているわけではないだろうから、純粋に顔が引きつっているだけなのだろうが、色々なものに意味を見出そうとする人間のさがと、親ばか精神によって、やっぱり笑っていると考えてしまうTだった。他にも色々な表情を見せるK2が何処となくブルース・ウイルスに似ているように思えるのは、Tがファンだからだろう。


1998/7/19

今日はK2が生まれてから丁度一ヶ月目。近日中に一ヶ月検診があるはず。Tはあまり詳しく知らない。
K2がTの話し掛けに答えるような声を出すことが多くなった。偶然の一致といえる程度のものだろうが、なんだかTは嬉しい。はやくおしゃべりができるようにならないかなぁと考えつつも、近年の若者は親を粗末に扱うからなぁ。

汗疹が増えた。やはり、暑さのせいのようだ。一日二回、お風呂に入れた方がいいのか迷う。一日に何度も入れていいのだろうか。入れるのも大変だし。
今日もTがお風呂に入れた。今日は、食前に入浴の為、K2はとても暴れた。空腹よりも満腹のときの方がお風呂に入れるのは楽である。


1998/7/20

十四時半頃、Kの兄がたずねてきた。「エヴァンゲリオン」の抜けていた巻と夏コミのカタログを持ってきてくれた。Kの兄は三時に帰ってた。

TとKの生活が昼夜逆転している。Kの母が起きてくる頃に育児をバトンタッチしているせいだろう。明け方にかけて機嫌が悪くなるK2のせいで少々睡眠不足だ。特に外出しないせいで運動不足で眠れない為でもあるようだ。家庭内運動器具が欲しくなる。

ベランダから横浜の花火が見えたそうだ。Kが騒いでいる横で、Tは疲れて眠ってしまい、見逃してしまった。


1998/7/21

K2は本当にタイミングが悪い。夜食の激からラーメンができあがった瞬間から泣き出した。ラーメンはほっとくと伸びてしまうが、食べながらミルクは上げられないので、急いでたべた。あまりにもかわいそうだったので、ラーメンを途中にして少しミルクをあげたら、黙ってじっとこっちを見ている。
K2の鼻の脇にかさぶたができていた。気がつかなかった。K2は自分で顔を引っかくのでそのせいだろう。つめをきちんと切ってあげないといけない。

一ヶ月検診直前ということで、保健婦さんが来た。体重4100グラム、一日平均で46グラム成長しているそうだ。体重を量 る道具は原始的なバネ秤で、中学高校の科学を思い出させる。保健婦さんに色々といわれたが、結局のところ、TもKも過保護っぽいということだった。
保健婦さんが帰る直前に、Tの母と妹がやってきた。看護系の学校に行っているTの妹が、就職ガイダンス的なことを聞いていた。Tの母と妹はタオルやおむつを持ってきてくれたのだが、真の目的は、明日からイタリアに旅行だからという理由からのようだ。


1998/7/22

昨日保健婦さんに言われたことをまとめてみる。
一ヶ月ぐらいたつと赤ちゃんにも知恵がついてきて、お腹が空いたりおむつが濡れていたり不快だったりする以外に泣くようになる。
赤ちゃんが泣いたら、抱いてあげるのだが、抱く人が座っているよりも立っていた方が赤ちゃんも安心する。
大人と一緒に入浴できるのは、一ヶ月検診で医者がOKを出してから。
お風呂上がり、散歩のあとなどに湯冷ましを飲ませる。麦茶でも可。

今日明日はKの母が出張でいないのに、Tは出かける用事があって、大変疲れた。疲れたからと言ってK2は待ってくれないので更に疲れた。


1998/7/23

雨が多くておむつが不足気味だったが、今日は晴れてくれたので洗濯日和だ、とは簡単にいかなかった。昨日用事があったTと今日用事があったKとで、クロスの徹夜育児になってしまい、Tは今日の昼間、Kがいない間に睡眠をとり、洗濯をする気力がなかった。それでもおむつはたまっていくので、日が落ちてから屋内に干す。陰干しでいいのかという疑問が湧く。
夕方五時ごろ帰ってきたKはテレビを少し見てK2をお風呂に入れて、ダウン。Tは後を引き継いで、洗ったおむつを干しながら、ミルクをあげる。

先日、保健婦さんにミルクをまとめてあげるように言われた。K2は少量を時間を置いて何度も飲むくせが付きつつある。それはよくないといわれたので、考えたTは、欲しがったらあやして何とかし、それでも駄 目なら、湯冷ましかぬるい麦茶をあげることにした。ミルク以外のもので時間を稼いで、相当お腹が空いたところで、一気にミルクを飲ませるのだ。
しかし、麦茶も水もお腹にたまらないらしく、静かなのは飲んでいる間だけ。飲みおわるとすぐに機嫌が悪くなる。
真剣に保健婦さんに言われたことを実行しようとしているのには理由がある。赤ちゃんはこの時期、平均して20から40グラム一日に成長するらしい。K2は46グラムという数字だった為、おデブになるのではと心配しているのだ。Kは毎日、K2を見ては、生まれたときはあんなに小さくて細かったのにと言っている。
Tは男性だし、太った経験がないから太るということがどれだけ恐ろしいのか知らないから、深く考えていないが、Kは自分が太ったことがあるので相当気になるのだろう。K2も女の子だから、そこら辺の意識はKに近いとおもわれる。


1998/7/24

今日は一ヶ月検診の日である。このページもこれが最後である。
K2を抱いて、KとTは病院へ歩いていった。病院で待っていると、O医師が何度か通 り過ぎた。Kに指摘されて、はじめてO医師を肉眼で確認。記憶に焼き付けるが、よく考えるとTがO医師に関わることはないので、あまり意味がない。O医師ついでに、産婦人科の担当医の勤務表には火曜日以外の午前中はO医師となっていた。

十二時ごろ病院についたら、昼休みだったので待っていると、Kと同時期に退院した人たちが子どもを連れてやってきた。同じ一ヶ月の赤ちゃんなのだが比べてみるとやはり違う。K2はおデブである。
一時半になってまず呼ばれたので、KがK2を連れて、小児科に入っていく。Tはそとの廊下で座って待っていると、4600という数字が聞こえてきた。まさか、数日前に保健婦さんに量 ってもらった時からそんなすぐに増えるはずがないと思った。あとから聞いたが正確には、体重4595グラム、身長54.4センチ。身長は3.4センチ増しに対して、体重は1775グラムも増えている。
ミルクを欲しがっているK2に持ってきた湯冷ましをあげたら、医者に別に湯冷ましをあげる必要はないといわれた。医者はミルクをあげる時間の間隔は二時間から二時間半程度といわれた。特に異常はなかったが、胃の中に沢山空気が入ってるといわれた。

医者の診察のあとで、隣の部屋に案内されて、森永の派遣っぽい人がちょっとした話と、試供品のミルクを沢山もらって、帰った。


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