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育児日記

退院後名前が決まるまで

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T=わたし、K=家内
1998/6/25

12:15

今日十時にKから電話があって、退院できる状態になったというので、TとKの母が病院に行った。病院につく頃には、十一時近くなっていて結局、授乳してからタクシーを呼んで帰り着いた。帰る時に赤ちゃんが着ていた服は、うん十年前にKの兄が着ていたものである。

帰宅すると急いで布団を敷いて、そこに寝かせる。しゃっくりをしはじめたり、目を開けたり閉じたり、動くたびに周囲が騒ぐ。Tはまだ、泣いているのを見たことがない。

14:05

赤ちゃんが単発的に泣いたので、Kが母乳をあげた。何だか飲みが悪い。眠いんだか、お腹が空いたんだかよく分からない。おむつを替えた。ちょっと抱いた。

19:50

抱いてみると意外と軽いが、くびが据わっておらず、良く動くためにぐにょぐにょした感じがする。あまりミルクを飲みたがらない。というか、お腹が空いたとおもって哺乳瓶を口につけてあげるのだが、すぐに持ってきてあげないと、飲もうとしない。昼間は寝てばっかりいたのだが、日が落ちると活動的になった。
何だか意味不明なことを喋るのだが、あまりなかない、と思っていたら、7:30頃、ぐずったので見てみたらうんちをした。おむつの場所が分からず、探しているうちに本格的に泣きはじめて焦った。やっとおむつが見つかって、無事におむつ交換成功。その間、Kはトイレにいた。
しかし、ぐずりがおさまらないので、Kが母乳をあげ、足りない時のためにTが哺乳瓶を用意する。そして、やっとおとなしくなった。

家の冷蔵庫にビールが入っていて、Tはふと考えた。煙草を吸うお母さんの母乳をもらう赤ちゃんは、間接的に喫煙していることになるという話を読んだ事を、思い出したのだ。ビールを飲みながら母乳をあげると、赤ちゃんも酔っ払うのだろうか。


1998/6/26

2:45

義理の兄が、つまりKの兄が遊びに来た。お土産にピカチュウの紙袋とシートを持ってきてくれた。ついでに、「エヴァン・ゲリオン」のLDも持ってきて貸してくれた。レンタルショップで借りるとせわしなく見なくてはいけないので、大変に助かった。
義理の兄が来る前に、軽く泣き出して、Kが寝ていたので、TとKの母とでミルクをあげた。うんちをしていたので、おむつも交換した。紙おむつを使っていないので、洗うのが大変である。昨日一日だけで、七、八枚使った。洗濯したのだが、天気が悪いので、すぐには乾かないので、もっと補給しなくては行けない。

義理の兄が帰る頃、もう一度泣き出したので、今度はKが母乳をあげた。それでも泣き止まないのでおむつをみたら、またうんちをしていて、おむつを交換して、もう一度、Kが授乳したら、おちついた。そろそろKと交代して、Tは寝ようとおもっている。

みんな、赤ちゃんを見に来るのだろうか。はやく自慢したい気持ちでいっぱいのTであった。

7:35

Kと交代で睡眠をとるTが起きたのは七時ごろ、赤ちゃんの泣き声のためだった。起きたらKがミルクを作っていた。Tは起き抜けにおむつについたうんちをティッシュで落としてトイレに流す。すべておわって、ゆっくり横になっている赤ちゃんがしゃっくりを始めた。
赤ちゃんは退院した直後もずっとしゃっくりをしていたが、大丈夫なのだろうか。

10:50

普通の赤ちゃんは三時間おきに授乳と書いてあるが、TとKの赤ちゃんは三十分から一時間半おきに、少量 ずつミルクを欲しがって困る。困っているとKが起きてきたので、母乳を与える。指を近づけると指を吸う。口元が寂しいのではというのはKの母。将来はヘビースモーカーかと考えているのはT。
泣かず眠らずの時に、じっと見つめるので、ユーフォーキャッチャーで取ったデブチョコボを近づけてみると、手を伸ばす。物がはっきりと見えないはずだが、なにを感じているのだろうか。
Kが起きてきたので、Tは寝ることにする。

16:50

奥のベッドで寝ていたTの脇にKが赤ちゃんを置いたので、Tは目が覚めた。赤ちゃんの蒲団に直射日光があたるので、寝られないだろうという配慮かららしい。Tは赤ちゃんを日光に当てた方がいいように思うのだが。
Tが起きてから、沐浴させることになった。Tがのんびりと起きると、いつのまにか上向きに寝かせていた赤ちゃんが横に向いた。寝返りとはいわないが、活発な赤ちゃんである。
沐浴は、Tが手伝って、Kがやった。大人が使っているお風呂にお湯を少し張った状態なので、腰に負担がかかる。赤ちゃんをTがささえて、Kが洗う。気持ちよさそうな顔をして、ほとんど暴れない。お風呂が好きなようだ。
沐浴のあとに体を拭いておへそのお手入れをして、服を着せてKが授乳させると、気持ちよくて寝てしまった。


1998/6/27/3:20

昨日の二十三時ごろ、Kが母乳をやって赤ちゃんと一緒にベッドで寝てしまってから、Tはパソコンに向かって頼まれごとの作業をする。気がつくと二時すぎていたので赤ちゃんとKの様子を見にベッドへいくと、二人とも熟睡状態で、Kが寝返りを打つとつぶされそうな赤ちゃんを、所定の蒲団へ戻す。
蒲団に戻った赤ちゃんは、しばらくはおとなしかったが、何だか苦しそうに体を動かしているので、おしめを替えてあげたが、腕を離れるとまた動き出す。ミルクの時間のようなので、煮沸してあった哺乳瓶にミルクを作り赤ちゃんに与える。やっと全部飲み干したので、蒲団に横にする。
のんびりと哺乳瓶を煮沸した。赤ちゃんの様子を見に行くと、まだ寝ていない。あたりを見回している。目が見えないはずだから、動くものに反応するかとおもって近くにあったティディーベアを近づけたり遠のけたり、手を操って握手させようとしたが、いまいち反応が鈍い。
そのうちに、今度は泣き出した。あまり泣かない赤ちゃんで、Tが抱っこするとすぐに泣き止んでしまう。こういう時泣かせておいた方がいいのだろうかと思って、ほっておいたが、どうやらおしめが濡れているようだ。おしめを替えてもう眠るかとおもったTが赤ちゃんを布団に横たえると、また泣き出す。
煮沸したての暑い哺乳瓶を、赤ちゃんが泣いている中で急いで冷まし、再びミルクを作って与えたら、はじめのうちは飲まないように見えたが、結局飲んで、満足して眠ってしまった。
すべての赤ちゃんがどうか知らないが、ミルクを飲んでいると途中で飽きるらしい。お腹が空いているのに、ミルクを飲まなくなることがあって、飲ませている方は赤ちゃんが満足しているとおもってしまうのだ。

5:20

赤ちゃんがまた動き出したので、作業を中断してあやしに行く。時計を見ると五時になるので、たぶん、ミルクをねだっているのだろう。
Tもだいぶ慣れてきた。赤ちゃんが、少量飲んで飽きたら、まず蒲団に横にする。腕の中だと居心地がよくて満足しているのかどうかわからないからだ。蒲団の上で泣いて欲しがったら、また哺乳瓶を口元へ持っていく。赤ちゃんが飲むのに飽きたら蒲団へ横たえる。これを繰り返せば、いずれ必要な量 を飲んで寝てくれる。
おしめを替えて、哺乳瓶を煮沸して・・・。

17:10

Kが起きてきたので、いったん寝たTは、午後二時ごろ起きた。あまり泣かない赤ちゃんで心配になるほど、よく寝ている。Kの兄が赤ちゃんの頃もあまり泣かない、手間のかからない子どもだったとKの母が言っていたので、似ているのかも知れない。

四時ごろ沐浴をさせる。今日はTがやってみるのだが、どうしても暴れるので、途中からKにバトンタッチする。昨日と違ってたらいを買ってきたので、少しはやりやすいが、暴れると広くないたらいの端を蹴って逆側の端に頭をぶつけそうになるので、危なっかしい。
沐浴が終わっておへその手入れをして、少しむずがったがTが抱っこしてあげたらそのうちに眠った。

Kが病院からもらった、出生証明書をよくよく見たら、O医師の名前が記されてはんこまで押してある。退院してからも、土手医師の話題は尽きない。ついでに身長が51センチと書いてある。どうやって測るのだろうか。

現在眠っている赤ちゃんに、環境音楽として「ムーンライト・ピクニック」(向後隆)を聞かせている。周囲で「エバンゲリオン」などを見ているので、せめてものなぐさめである。


1998/6/28

0:00

TとKは「エバンゲリオン」を見ながらの育児。おむつを交換した時に確認したうんちは何だか小さい粒がたくさん入っていた。どうして液体しか飲まない赤ちゃんが固体のうんちをするのだろうかと考えるT。
Kは乳首を思いっきり吸われて、痛い思いをしたので、哺乳瓶に搾乳して与えようと画策するが、どうもうまくいかないようだ。
何時までたっても名前が決まらない。KもTも考えていないわけではないのだが、あれだけまわりに誉められた名前が一つあると、どうしてもうまくいかない。そろそろ、真剣に考えなければいけない時期だ。

11:55

Kが寝たのは七時ぐらいだろうか。その後Tが起きないまま時間が流れ、赤ちゃんが泣いていた。Tが急いでベッドから飛び起きると、Kの母が抱きかかえていた。ミルクをやったそうだ。それでも泣き止まないという。
おむつを開けると大量のうんちが。急いで取り替えるが、それでも眠りそうに無い。もう一度ミルクをやるためにポットからお湯を出すが途中で切れてしまう。あるだけのお湯の中に粉ミルクを入れてよくかき混ぜる。赤ちゃんを抱きかかえて哺乳瓶の口を差し出すと元気よく飲んでくれた。
哺乳瓶の乳首にも色々な形があるようだ。今回使ったのは平べったくなっているもので、いかにも飲みにくそうだ。今の所は丸い哺乳瓶の乳首と併用して使っている。様々な形の乳首があるようだがどう違うのだろうか。あごの発達とかそんなものに関係してくるのだろうか。

14:50

明日、アルバイトの面接があるTは、お風呂に入って証明写真を撮ってきて履歴書を買ってついでに本を何冊かかってかえってきた。赤ちゃんはよく眠っているので昼食をとっていたら、案の定泣き出した。食事を早々に切り上げたTはあやしながら母乳をあげるかどうかKに尋ねた。
気がつくとKは母乳の用意をしていたので、赤ちゃんを引き渡す。終わってからおむつを交換して寝かせた。今回のうんちはちょっと硬め、というか、いつも下痢みたいなうんちをしている。
Kは赤ちゃんの眉毛が薄いことと、ねぞうが悪いことと寝言を言うことを心配している。眉が薄いのはKからの遺伝であろうが、ねぞうと寝言をT譲りだという。ねぞうと寝言は遺伝しないだろうに。それとも、そういう遺伝子があるのだろうか。

18:45

沐浴した後は赤ちゃんは喉が渇くらしい、というのでミルクをあげたのだが、どうも、お腹が空いているらしく、用意した分を飲み干してもまだ欲しがっているので、Kが母乳をあげた。今日の沐浴もKがやった。どうもTには向かないらしい。
この頃は雨が降ったり止んだりして、洗濯物が乾かず、おしめの数が足りなくなりがちである。それだけではなく、湿度が高いのでエアコンをかけっぱなしで、赤ちゃんにいい影響があるとは思えないのも心配である。
育児初心者ってことで笑って許してもらえるような間違いに気がついた。平べったい乳首を上下逆にあてがっていたのだった。ごめんなさい。


1998/6/29

4:20

Macをいじくりながら、操作を勉強しつつ、赤ちゃんにミルクをあげたりおしめを取り替えたりしていたら、四時をすぎてしまったことにTは気がつかなかった。昨日の午後十一時にKはダウンしてしまい、一人で赤ちゃんの世話をしていた。
自分の赤ちゃんとなると見ていて飽きないものだ。よく額に皺を寄せるが、不快な感情表現ではないように見える。何を言いたいのだろうか。
うんちをしていたのでおむつを交換して、洗濯物として汚れたおむつを持っていくために目を離した隙に、更にうんちをした。Tはしばらく気がつかず、なぜ、おむつを交換してミルクもたらふく飲んだのに不快そうにうめいているのか理解できずに、戸惑ってしまう。
赤ちゃんは、主に夜うんちをする傾向にあるように思えるが、他の赤ちゃんはどうなのだろうか。それと、断末魔のように手足を痙攣させて、突然動かなくなるのは止めて欲しい。筋肉をフル活動させるために、手足が痙攣するのだが、見ていると何だか恐くなってしまう。
今日は十時から神保町でアルバイトの面接があるというのに、こんな時間まで起きていて大丈夫なのだろうか。そろそろ、気持ちよく寝ているKを起こして、眠りたいTだったが、Kも今日、久しぶりに大学に行くそうだ。起こすに起こせないのは寝たもの勝ちということか。

11:40

赤ちゃんの脇に横になっていたら、いつのまにか眠ってしまったTは八時に赤ちゃんの泣き声で目が覚めた。Kがおむつを交換している。はっきりしない頭を抱えたままで、食事を取って、九時前にアルバイトの面 接へ出発した。

アルバイトの面接から帰ると、赤ちゃんはTとKが何時も寝ているベッドでKの母に抱かれていた。今日はミルクをよく飲んだようだ。昨日の夜もよく飲んだことを思い出す。だんだん成長している証拠だろうか。
このままアルバイト採用されたら、スケジュール調整が大変そうだ。Kの母が比較的自由になるのが救いだろうか。

16:00

お昼にKが大学に行って、Tはベッドの上の赤ちゃんの脇で読書をしようと思ったが、眠気が襲ってきて、眼鏡を取って睡眠に入る。
赤ちゃんがむづがって気がついた時には三時になっていた。おむつを交換してまだだめなので、ミルクを60ccあげる。全て飲みつくしまだ飲み足りないようだったが、眠ってくれたので、Tも再び眠りについた。
再びTが赤ちゃんに起こされたのは、四時少し前だ。前のミルクからそんなに時間が経っていないから、おむつを替えてほおっておいたのだが、どうしてもミルクが欲しいらしいので、再び60cc与えたら、残さず飲み尽くし眠りに入った。
飲む量が多いと感じたのは、親ばかかとおもったが、そうでもなく、確実に成長しているらしい。嬉しい限りである。


1998/6/30

0:00

「エバンゲリオン」の借りた分が全部見おわって、どうしようもなく脱力感のT。鬱状態に突入しそうだ。小説でも書くか。書きかけの小説を仕上げるか。溜まった頼まれごとをさっさとしあげるか。アルバイトの面 接に行ってきて、夜に電話するとかいわれたけど、結局来なかった。不採用かな。
赤ちゃんはとにかくよく飲む。途中疲れて寝てしまっても、すぐに起きてまた飲みはじめる。目をつぶって寝ながら飲むし、おむつを汚しながら飲む。ミルクだけじゃ飽きないかなと思うが、そう言えば、まだ味覚が形成されてないのか。でも、母乳とミルクぐらいは見分けがついてるのではないだろうか。
TとKの赤ちゃんは力が強い。抱くともがく。うなぎみたいだ。寝返りらしき兆候もある。上を向けて寝かせていても、いつのまにか横を向いてしまう。この体力を見ていると、羊膜を赤ちゃんが破って破水したといわれても、納得がいく。

9:20

Kに薦められて、早々に眠ることにして横になったら、いつのまにか眠っていたTの脇にKが転がり込んできたのは朝の八時ごろだったようだ。寝ぼけた頭で、誰かおきて赤ちゃんの面 倒を見ている人がいるのか聞いたら、いると答えたので、Tももう一度目を閉じる。
T体をおこしたのは九時少し前だ。当然、赤ちゃんの泣き声が聞こえてきたからだ。泣き声が止まないので焦って見に行くと、Kの母がミルクの用意をしていた。洗濯していたのだそうだ。Kの母がミルクを上げているのを見ながら遠くで煙草を吸う。
アメリカ人と日本人で子どもの育てかたに違いがあるという。アメリカ人は泣こうがわめこうが時間通 りにミルクを上げたりするそうだ。日本人は過保護に育てるという。どちらにも、害益があるというが、Tの育てかたはどうなのだろうかと考えたが、いかせん、赤ちゃんが静かすぎる。相当不快でないと泣いたりわめいたりしない。よって、いつのまにかミルクの時間をすぎてもTやKがミルクをあげるのを忘れていたりする。優秀な赤ちゃんでは良い親は育たない。

4:05

Tが三時半頃に、80ccのミルクをあげたが不満そうにしていた。しばらくほおっておいたのだが全然眠ろうとしない赤ちゃんが最後には泣き出したので40ccのミルクをあげる。それでも不満そうであるが、目をつぶってくれた。

Tの母の友人でTとも顔見知りのAという人からお花が届いた。旧姓で届いた。奇麗な花だったので、Tが赤ちゃんを抱いてKの母が写 真を撮ってくれた。デジタルカメラではないので、すぐにメールで送ってあげられないのが惜しい。

20:05

結局、三時半から四時半までの間に、赤ちゃんは160cc(80cc+40cc+40cc)もミルクを飲んでしまった。欲しがったらあげるというのはよくないのだろうか。粉ミルクの缶 には、一回で80ccぐらいが基本であると書いてあった。平均値は、所詮平均値ではあるが、それにしても倍も飲んでしまった。
Tの妹からTへメールが届いていた。赤ちゃんの身長の測りかたが書いてあった。頭と足を伸ばして強引に測るようだ。Tの妹が見た映像では、赤ちゃんが泣き叫んでいたという。
明後日までに、出生証明書を提出しなければいけない。早く名前を決めないと、と思うと、気持ちばかりが焦って、変な名前しか思い浮かばない。


1998/7/01

10:40

KもTも相当疲れが出ている。育児疲れであろうか。
日記を書いている途中に赤ちゃんからの要求があったので、ミルクを作って飲ませた。20ccしか飲まずに寝てしまった。本当に飲みかたがまばらで困ったものだ。

昨日の夜はTが作業しながら育児をしたが、途中で相当強い眠気が襲い、早くからベッドで寝ていたKと交代した。Kは内臓の調子が悪いらしい。出産直後の疲労は後々まで響くそうだから心配である。
Kと交代した時間は分からないが、Kが再度ベッドに戻ってきたのは九時ごろである。疲労困ぱいといった様子だったのでTが足の裏を揉んであげる。
KもTも眠りが浅くベッドに横になっても疲れが取れていないというのも問題がある。常に赤ちゃんに意識が向いているため、赤ちゃんの泣き声で目が覚めてしまう。泣いていない時でも、深く熟睡できていない。

14:55

相当追いつめられた気分である。レポート提出前夜の学生のようだ。
名前が決まらない理由はいくつかある。将来いじめられないように、とか、名前の由来を聞かれたら答えられるようにとか、将来にわたっての心配事である。当然、今つけた名前が、今良いか悪いか決まるわけではない。ある程度仕方のないことだが、ああいえばこういう人がここにはたくさんいるので、なかなか決まるものではない。
明日までに提出しないと、罰金が課せられるらしい。三万円だとKが言っていた。

21:40

今日の昼間、蒲田総合病院から電話があった。突然何の話かとおもったら、電話訪問相談だった。アフターケアが行き届いているといっていいのかどうかわからない。もしかしたらO医師の患者にたいしてだけだったりして、とか、カモフラージュでO医師以外の患者にもおこなっていたりして、などとKとTとKの母とで邪推した。現実には総合病院で目が行き届かないからだとおもわれる。
電話が切れた後で、名前を相談してみたらなんて話も出てきた。蒲田総合病院では取り上げてくれた医師に名前を決めてもらうような古いしきたりみたいなものにも対応してくれるのだろうか。

11:50

とうとう名前が決まりました。KとTの協議の結果、Tが間違えた「楓」という名前は、運命的な間違いとみなします。つまり、彼女の名前は「楓」です。
適当な名前が見つからなかったということは否定しません。しかし、KとTの話にも出てこなかった単語を、ホームページに書いてしまったというのは、天命でしょう。ちなみに、字画の占いとかは、やっていません。天命ですから。
名前が決まったことで、書類を書いて明日提出です。これでやっと、落ち着いて眠れるし、楓のことを楓と呼べるようになりました。


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