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育児日記

一歳十ヶ月半&八ヶ月(初夏)

2000/5/02〜03 2000/5/04 2000/5/05 2000/5/06 2000/5/07 2000/5/08 2000/5/09 2000/5/10 2000/5/11 2000/5/12 2000/5/13 2000/5/14 2000/5/15 2000/5/16 2000/5/17 2000/5/18
T=わたし、K=家内、K2=長女、Y=次女

2000/5/02〜03

-2日-

朝から実家に帰ることになっていたTはいつもよりも早めに起きて用意をした。それでも出発は昼近くになった。K2をベビーカーにYをおんぶしていつも身につけているバッグの他に、泊まりということでノート型パソコンを持っていく。これが重量があって苦労した。現在もまだハードディスクが外付けなのでなおさらかさばるのである。
TはTの母と池袋の地下道にある噴水前で待ち合わせた。東武デパートにあった育児休憩室をデジカメで撮るためであった。郵便局でお金を下ろしていたり軽く食べるものを購入していたりしたら、ちょっと遅れてしまった。デパートの7階が子ども関係のフロアーになっていて、奥の方に育児休憩室があった。写真を撮ったので後日整理して改めてサイトに掲載するが、隣に子供用の美容院があって椅子が自動車の形をしていてハンドルを握りながらパーマをかけている子どもに驚いてしまった。赤ちゃん用の体重計があり、そこにYを服ごと乗せたら9.12kgあった。K2を乗せようと思ったが嫌がった。二人のおむつをかえてから出発した。
デパート内のレストランで食事をしたら、テーブルにはめ込む方式のベビーチェアを出してくれたのでYを座らせてK2を普通のベビーチェアに座らせて食事した。K2ははしゃぎYは途中から眠くなって機嫌が悪くなり慌てて食事を終えて店を出る。Tの母はこういった場面に慣れていないので相当焦っていた。それでも、周囲のお客さん達はサラリーマン風の人が多くて暖かい視線を送ってくれたので少しは気が楽だった。店を出たら今度は西武デパートに向かった。
西武デパートもやはり7階に育児休憩室があった。こちらは隣に託児所があって向いにミキハウスの学習教室のようなものがあった。託児所の中までは見ることができなかったが、子どもが泣いている声が聞こえた。それから、おもちゃ売り場の中心に子供用のトイレがあって便座が小さくて何だかかわいい。扉に窓が着いていてマジックミラーで内側から外が見えるようになっていた。他には子ども用品売り場以外のフロアーのトイレにも折り畳みのベッドが付いていて、ちょっと驚いた。
K2はベビーカーからおりてはしゃぎまわりTの母にだっこしてもらうためにまとわりつくので、Tの母は「ほら、おとうさんを捕まえよう!」とK2を走らせて難を逃れていた。そのせいでK2はTの実家につく前にベビーカーの上で寝てしまった。Yは主にTの背中にいて寝たり起きたりを繰り返しながらとても静かだった。

K2は実家の玄関のベビーカーの上で目が覚めてとても不安そうな顔をしていた。普段とは違うところで目が覚めたのだから当然といえば当然である。K2が目がさめるまでYも見知らぬところに連れて来られて泣いたのだがすぐに慣れたようである。Tの実家はフローリングなのではいはいをするには適当ではなく、服の裾を踏みながら難儀しながら移動していた。テーブルがあって掴まり立ちをしようとするのであるが足下が滑ってすぐに転んで泣く事の方が多かった。K2が起きてしばらくしたら、Yが不機嫌になったので、布団をしいて寝かせた。
K2はしばらく遊んでいたが、外に遊びに出たがった。「さんぽ、さんぽ、こうえん、こうえん」と言ったが、もう日が暮れる時刻で、夕食の為にTの母が買い物に出てしまい、寝ているYを置いていくわけにも行かず庭でベビーカーに乗せてぐるぐるまわったが、とても不満そうだった。Kがバイトが終わったらこちらに来るという約束だったので、「もうすぐかあちゃんがくるから、そうしたらね」と言ってなだめたが、今度は「かあちゃん、かあちゃん」と言って寂しがった。それを交互にくり返しているうちにTの母が帰ってきたので、やっと散歩に出かけるが完全に日が落ちてしまっていた。
家のまわりに公園が幾つかあるのでそれをまわったが、K2の期待するものはなかったようだ。たぶんK2は、自分と同じような赤ちゃんが遊んでいてそこに混ぜてもらいたかったのだろうと思われるが、こんな時間に公園で遊んでいるような赤ちゃんはいないのは当然である。それも日が落ちてしまって薄暗い街灯に照らされた無人の公園はちょっと無気味で小心者のK2は怖がってしまった。Tも疲れてしまっていたので早く帰りたくて近道をしようと薄暗い小道に入ろうとすると、K2がやっぱり怖がって「あっち、あっち」と今まで歩いていた明るい道を指差す。そんな事をやっているうちにだんだん家から遠くなってしまった。
家に帰りつくとYがすでに起きていて、Tの妹も帰ってきた。K2はKが来たのかと思って喜んだので、その分だけ機嫌が悪くなってしまった。その後更にKが来る前にTの従姉妹とそのおばさんが遊びに来て不機嫌が頂点に達して、うつむいたまま涙をじっとこらえていた。Tがだっこして布団に連れていってミルクをあげたら寝てしまった。よく考えてみるとKが起きる前に家を出たのでK2は一日、Kと顔を合わせなかったのである。拗ねるのも当然かもしれない。夜遅くなってKが到着して、Yと遊びながらみんなで歓談した。従姉妹達が帰った後でTの母がYをお風呂に入れて、TやKもお風呂に入ってから寝た。

一日暖かくて汗が出る程だった。初夏と言ったところかもしれない。夕立ちもあって夜は涼しくなった。

-3日-

夜遅く寝たはずのYが夜泣きした事もあってKはゆっくり寝ていたが、Tは体調が悪くて目が覚めてしまった。体がだるくて寒気もするので風邪っぽい感じであった。K2は先に起きてTの母や妹に遊んでもらっていた。K2は昨日からいろいろなお手伝いをしていてほめられている。食器の片づけなんかもやっていて、Tからするととても危なっかしい感じであったが、上手にシンクに入れていた。それと、食器を洗っている時に自分の椅子を台所へ持ってきて一緒になって水に触れて喜んでいた。帚をもってガレージを掃除したりもしていたらしいが、Kが起きてきて一日ぶりに顔を見たら帚を捨てて駆け寄って来た。窓から家の中に入ってだっこをせがんだ。
昼食は出前をとることになった。K2ははしゃぎ過ぎて出前が届く前には眠ってしまう。Yもおすそ分けをもらって食事を楽しむ。歓談しているあいだにK2が起きてきて帰り支度をしながら「おかあさんといっしょ」を見て、YをTがおんぶしてベビーカーにK2を乗せて帰宅した。

遠出したせいか、K2もYも生活時間帯が狂ってしまったようである。特にK2が、早く寝てしまったので明日、いつ起きるのか心配である。

K2が覚えた言葉。「ねこふんじゃった」は曲のタイトルであるが、それを理解しているかどうかは不明。Tの実家におもちゃのキーボードがあって、それを指して「ねこふんじゃった」と言っているようにも思える。
もうひとつは「いいの、いいの」。前から使っていたが、この頃はきちんと正しく使うようになった。電車に乗っていて、椅子からおりる時に靴を履かせようとすると「いいの、いいの」と拒否した。

Yは昨日、今日とずっと大人しかった。下の子はこんなものなのだろうか?愛情が足りないのかな?心配する程の事ではないけど。


2000/5/04

昨日でYが八ヶ月になった。何となくコミュニケーションもとれるようになったし、もう少しで歩きそうだし、K2と仲良くやっている。よい姉妹になってくれればと思う。

この頃Yは自分の口にはりついたご飯を、自分の手で口の中に押し込むようになった。好きなものを自由自在に掴めるようになった。柔らかい大きなボールを掴む事ができた。

夕方、K2が散歩をしたがったのでYをおんぶして出かける。途中マクドナルドに寄って子供用のおまけがついている「ハッピーセット」というのを頼んでみた。ついてきたのは小さな人形でK2はたいして喜ばなかった。ベビーチェアーにYを座らせようとしたら、K2が座りたいと言い出したので座らせる。周囲を見回すともうひとつベビーチェアがあったので、それをもってきてYを座らせる。とても迷惑をかけてしまったかもしれない。
マクドナルドを出て公園に行くと鳩がいた。K2に「鳩だよ、鳩がいるよ」と言っても、K2は鳩を指差して「はと、はと」と言うばかりで近寄ろうとしない。そのかわり水道に近寄って水にさわろうとする。水遊びが好きなのかもしれない。水道を少しひねってあげてK2の手を洗ってあげる。しかしK2は満足しない。夕方で風が強くて肌寒いので心配になって水場からはなそうとすると怒り出す。騒ぐK2をベビーカーに乗せてなんとか帰った。

Tの体調が芳しくない。風邪かもしれないし、ただのスランプかもしれない。K2もYも鼻水が出ているしYは下痢ぎみなのでみんなで仲良く風邪をひいたという感じである。Tの実家は多少なりとも環境が違うからそのせいかもしれないし、ただ単に季節の変わり目だからかもしれない。

育時連」と言うサイトを見つけた。正式名称は「男も女も育児時間を!連絡会」ということである。なかなかおもしろそうなサイトだと思う。

育児時間と言うのは「子どもを世話する時間」らしいけど、結局のところ子どもと向き合っている時間だな、と思う。家で仕事をやっていると、子どもを放っておく事もある。こんな時間は育児の時間に入らないだろう。でも、仕事を中断してミルクをあげたりおむつをかえたりしている時は育児時間である。
育児と仕事の両立が難しいのは、育児の時間が連続していない事かもしれない。例えば、赤ちゃんが泣いてミルクをあげる。お腹が満腹になって赤ちゃんは寝るけど、一時間もしないうちにおむつが汚れて泣き出すからおむつをかえてあげる。夕方ぐずったり、夜泣きしたりする。こういった時間が、例えばサラリーマンの仕事のようにひとつにまとめる事ができれば、誰にでも育児ができるように思う。
確かに忙しい人にとって育児時間と言われると上記の子どもを世話をする時間だけれど、社会全体がゆとりをもって親が早い時期から子どもと向き合えるような、コミュニケーションがとれない時期から親子の会話できるような世の中になるのが理想なのかもしれない、と思った。


2000/5/05

またアンケートを作りました。「優しさもしくは正義感に関するアンケート」をアンケートジャパンにて公開しました。よろしければやってみて下さい。

K2の皮が向けた指が痛そうである。何かあると指をかばうので、たぶん痛いのだと思う。ばんそうこうでも貼るべきかもしれない。

K2が真夜中に起きだして自分で扉を開けて寝ぼけて歩いてくる事がある。夢遊病という程のものでは無くて、目が覚めてしまってミルクが飲みたいとかその程度みたいであるが、Tが深夜仕事をしていて突然人の気配がするのは、ちょっと恐い。

K2は、返事だけは良い。「はい」という返事を教えた。さわっちゃだめよ、とか、いたずらしないで、とか言うと「はいー」と返事をするようになった。

K2はだんだん言葉を覚えている。今日は「いっぱい」だった。「いっぱい」と言う言葉は以前からしゃべっていたが、今日は散歩に出かけた時にブランコを指差して「ぶらんこ、いっぱい」とか、高速道路が渋滞しているテレビニュースを見て「くるま、いっぱい」とか言うようになった。教えた言葉を応用するようになったようである。

Yのまたが赤くなってしまった。Yは痛がっているようである。このところ下痢ぎみでそれが原因では、とKの母が言う。とにかく体調が悪いようである。

お昼過ぎにKの母が買物に行くと言う事で、TとK2とYがついていった。買物が終わって帰ってきて、K2もYも眠そうなので寝かせようとしたがうまくいかないので、TがK2を散歩に連れ出した。
買物でかったポップコーンを持ちながらベビーカーに乗るK2とTは先日見つけた付近の公園に行ってみる。連休最終日で誰もいないかと思ったが、小学生が野球をやっっていたので、隅の方でブランコに乗ったり、地面に棒で絵を書いたりして遊んだ。手が汚れたので洗おうと水場に行ったらK2が水遊びを所望したので、服が汚れないうちに、その公園を出た。今日は、昨日Kの母が買ってきてくれた新しいスカートをはいているので、汚すのに忍びなかった。
散歩していたら児童館に行き着いた。連休中は休みだと思っていたが、今日はこどもの日で、開いていたので立ち寄ってみる。今日は新聞紙で兜を作るコーナーが工作室にあってTは久しぶりの工作に熱が入った。K2が折り紙でピカチューの作り方が書いてある紙を見て「ぴかちゅー」と指差したのでTが作る。その後、用意してあった正方形に切り取られた新聞紙を使って指導されながら兜を作る。オリジナルの兜にするために用意されていた色画用紙でTがピカチューの耳を付ける。止まらなくなったTはピカチューの背中の模様としっぽまでつけてしまった。他にもK2そっちのけでいろいろとやっているうちに修了時間が近付いたので帰宅した。


2000/5/06

Kが夜行バスで帰ってきて徹夜していたTと一緒に睡眠をとった後、Kは再び出かけてしまったので、Tは機嫌の悪いK2と散歩に出かけた。マルエツでYのおむつとおしりふきとたまねぎを買って、いつもいかない公園に足をのばしてみる。
公園には鳩がたくさんいて「餌を与えないで下さい」というはり紙を無視して餌をあげているおじさんがいた。石でできた椅子には、子どもの遊びのルールが幾つも書かれていて懐かしく感じた。K2はマルエツでかったポリンキーを椅子に座って食べた。遊んでいる子どももいなかったので、NTTドコモショップに行っていろいろと相談した。結局やりたいことはできない、という結論に達した。
近くの商店街に行ってウインドーショッピングをした。あまり行かない商店街でいろいろと発見があった。Kが欲しそうな鞄を見つけ、Kに連絡をつけて駅で待ち合わせる事にした。待ち合わせの時間までかなりあったので、K2とゲームセンターに入る。K2はゲームができないので椅子に座ってボタンやレバーをがちゃがちゃやっている。店員が掃除をしている後ろについて歩いて邪魔していたので、慌てて店を出る。気がつくとウンチをしているようであった。駅へ急いで駅ビルの中にあるおむつ替えのスペースでおむつを替えて、Kと落ち合って鞄屋さんに行く。Kの好みにあっていたが、お金を持ち合わせていない事もあって今日は断念して帰宅。
帰宅途中の商店街の本屋でK2がだだっ子になる。わめいて本屋の前に陣取る。説得できず、K2を放って帰ろうとするとKの裾を引っ張って泣きわめく。だっこしても暴れて腕から逃れて本屋に走っていく。抱き上げようとすると抵抗して座ってしまい、更には寝転がってしまった。Kが根負けしてしまって講談社の「ディズニーランド」を購入してしまった。

Yのおしりはまだ赤い。下痢が止まらないようで、おむつがどんどん消費されているような気がする。

K2が「いたいいたい、あたま」「いたいいたい、おしり」と言っている。Kの口癖と、Yのおしりの事である。

育児の悩みについて
育児に関して語られる時、やはり「悩み」が全面に出ている。先日「アンケートジャパン」というサイトで行った「育児に関するアンケート」でも、育児の印象は良いものでは無かったように感じた。悩み苦しみながら子どもと一緒に成長するという崇高な行為であり、子どもと自分の成長を楽しむというのが正しい行為であるかのような錯覚がある。また、子どもが社会的な資産であるという意識も薄れて、社会全体で子どもを育てていくという事も消えつつある。子どもを叱るのは親か先生だけで、それも親は親ばか、先生は訴えられるのが恐くて手が出せないという有り様では子どもを育てる環境を作るだけでも大変な事になってしまう。こんな世の中で子どもを生んでは子どもが可哀想、という意見も十分うなずけるのでは無いだろうか。
ではどうしたら良いかという事になると、昔に戻すべき、という意見が大半を占めているように思う。立派に育った大人達が「昔は良かった」と言うのはかまわないが、時間を逆行させる行為はそう簡単にはいくものでは無いと思う。現在、世紀末という風潮なのか過去の良き思い出が跳梁している。風俗、社会、政治、全てが過去に戻ろうとしているかのようにも見える。育児も同じであるが、それでは先へは進めない。とくに育児は過去の反省ではなくて「昔は良かった」と言っているのだからお話にならない。これでは、男性の育児時間が増えたところでいつまでたっても日本は少子化である。日本国土は狭いから広くなって良いかもしれない。
いずれ日本国民が少数民族の仲間入りをしたところでなんとも思わない。が、打開策があるとすれば「育児のレジャー化」があるのではないかと思う。子どもや自分の成長を楽しむのではなく育児そのものを楽しむような方法、施設、環境が育児に関する世紀末的なムードを払拭する事ができるのではないかと思う。ただ、具体的なアイディアが出てこない。家事を楽にする冷蔵庫、洗濯機、掃除機、炊飯器、電子レンジ。そういった新しい機器がもたらしたのは、なんだろう。食事は惣菜を買ってきて電子レンジ、冷凍食品を買いだめして、洗濯機で使う合成洗剤が環境を蝕んでいる。育児が、家事を楽にした方向性を目指す事はないと思う。現在はエコロジーが世の中を動かしつつあるが、これはエンターテイメントとは別のあるいはまったく逆の方向性である。
社会は少しづつ動いている。育児に配慮したショッピングモールも出てきたりしている。トイレにベビーベッドを設置している施設も増えている。育児に適した環境は徐々に浸透している。あとは、方法と施設のアイディアだと思う。


2000/5/07

世間ではゴールデンウイークが今日で終わるらしい。昨日の土曜日が休みでなかった所も多いだろうけど。

昨日の夜、レンタルビデオをかえしてからTとKとで散策したところ発見した公園に、YとK2を連れてTとKは遊びに行ってみた。雲が出ていたがところどころ日射しが強く散歩の天気としてはちょうどいい感じ。公園につくとK2はいろいろとさまよったが、砂場に腰をすえた。
この公園は遊具が特徴的で、全体に海のイメージがある。目を引くのが「船」である。そこから丘の滑り台へ吊り橋がかかっている。巨大な巻貝の貝殻の形をした滑り台もある。螺旋の階段を上っていくと螺旋の滑り台があるのである。
砂場で遊んでいる子どもは少なかったが、遊ぶ道具が散乱していた。K2はそこらへんの適当なシャベルをつかって近くにあったバケツに砂をいれはじめた。良く考えてみるとK2は砂場で砂遊びをした事が今まで無かったように思う。砂や泥だらけになった後で「だっこ」と言われるのが嫌だったと言う事もあるが、それ以前に、公園に行っても砂遊びをしている子どもを見かけなかったし、K2も砂遊びをするためのシャベルなどを持ち合わせていなかったからである。初めての体験にK2は我を忘れて砂をすくっていた。
その頃、Yはブランコに乗っていた。ここのブランコは幼児用に背もたれとひじかけと前のめり防止の棒がついている。K2に勧めても乗りたがらなかったのでTの背中にいたYを乗せてゆっくりと揺らしてみたのである。Yはなかなか楽しそうに揺れていたが、いつものようにだんだんと体勢が崩れてしまう。ゆっくり揺らしてあげると、まったく危険なくブランコを楽しめた。
隣にK2と同じぐらいの年齢の女の子を連れたお父さんが来て、話をする事ができた。女の子は2歳になると言うことで、すこしだけ話がはずんだ。後で考えると同年代の子どもを育児している「お父さん」とはじめて会話した事に気がつき、もっといろいろとはなしたかったなぁ、とちょっと後悔した。
Yをおんぶして、そろそろ買物に出かけようかなぁと思って、K2に話し掛けるのだが、まったく無視された。K2はたのしそう、というか、しんけんそのものの表情で黙々と作業している。砂場で砂まみれになってしまったので、靴と靴下は脱がされている。そろそろ皆さん買物の時間なのか少しづつかえっていき、K2の使っているシャベルやバケツの持ち主も帰宅する事になり、泣く泣くかえして砂場を後にした。手を洗ったが、遊び足りずに泣きわめくK2をベビーカーに乗せて目的の買物に出かける。
今日の目的は昨日下見した鞄の購入である。商店街に行って鞄屋さんで再度物色する。昨日見た鞄のうちのひとつを購入した。背負う事もできるA4サイズの鞄である。Kが原稿を持ち歩くのに必要としていたもので、パソコンも入るのでTも欲しいなと思っていたものであった。鞄屋の後、ゲームセンターに行って少しだけゲームをして、K2が駄々をこねるといけないので本屋の前を通らないように注意しながら帰宅した。

K2がこの頃、だだっ子である。何かと言うと泣きわめいて駄々をこねるのである。やはりYへ愛情が傾いているせいかもしれないが、どうしようも無いのがなんとも。たくさんの言葉をしゃべる事ができるようになったけど、まだまだ、思った通りの言葉が出ない。

先日、Tの実家で覚えたのかK2は「なんでしょう」と言う。気になるものを指差しながらの発言なのである。たとえば、クローゼットを指差しながらとか。そういう場合、クローゼットを開けてあげるととても満足する。

Yは相変わらず下痢でおしりが赤い。おむつをかえるたびにベビーパウダーをつけてあげているので、多少は状況も改善しているようであるが、下痢がおさまらないとどうしようも無いようである。Yの鼻水は一時程出なくなったので、もうそろそろ下痢もおさまるのでは無いかと思う。

この頃曜日感覚が無くなって仕事に支障をきたしつつあるので、日記にも曜日を表記するかわりに色をつける事にする。2000年になってからの日記は変更した。


2000/5/08

昨日、育児スペースに「In上野動物園-公衆トイレ」を追加した。ついで、今日も「In池袋-西武デパート」と「In池袋-東武デパート」を追加した。やっとたまっていた写真が整理できたが、まだ残っている事に気がつく。また後日にしようと思う。

コンピュータウイルスの話が出ているが、Macには感染しないとの事でひとまず安心である。この頃のウイルスはメールに添付されていて実行しないと活動を開始しないし、Windowsを狙ったものが多い。逮捕者が低年齢である場合もあって驚かされたりする。

K2は「もうじき にさい」とか「はと の ふん」とか文章を作るようになってきた。悪い事をして怒られたK2がしゅんとしているので「反省してる?」と聞くと「はい」と答えるが、あんまり反省していないようである。

Yの下痢はいぜん続いているが、ベビーパウダーのおかげで、腫れは引いているようである。

今日Yは野菜スープを食べた。

K2は今日一日「さんぽ、さんぽ」と「こうえん、こうえん」と言い続けたような気がする。

今日Tは昼前からK2とYを連れて散歩に出かけた。昨日行った公園に行ってみると、子どもを連れたお母さんがそれなりにいたけど、みんなバラバラに遊んでいた。砂遊びの道具は持っていないので適当なものを持っていったが、砂場に並べても見向きもせず、他の子どもの道具を借りて遊んだ。K2のために並べていた道具は他の子どもが遊んだりしていた。日射しが強く持っていった帽子を素直にかぶっていた。
Yはちょうど日陰になっているブランコに乗せて少し揺らすととても喜んだ。だんだん前のめりになって、鉄の棒をかじりだしたので、ブランコから下ろしてベビーカーに乗せて、日陰のベンチで休む。前後に揺らしてあげると眠りはじめた。
K2は男の子の兄弟に混ざって砂をバケツにせっせと入れたり、山を作ったりしていた。そのうちにK2がお腹が空いたと言い出したのでYをおんぶしてK2をベビーカーに乗せて足を洗って靴下と靴をはかせて家に帰った。
家につくとすぐに「さんぽ、さんぽ」と言い出してベビーカーからおりようとしない。おりてもはだしで外へ出ようとするのでベビーカーに乗せたまま玄関に置いておいたら、寝てしまった。2時間程して起きてみると、やはり、「さんぽ、さんぽ、こうえん、こうえん」と言って聞かない。しかたなく、Tが買い物にK2を連れて出かけた。帰ってきてK2の靴を脱がせて家に入れるとKの母のところへ走っていき、また「さんぽ、さんぽ」と言った。


2000/5/09

先日、食器棚を購入して、K2の食器をすべてK2の手の届くところにしまう事にした。K2は何かあると自分の食器を持ち出して御満悦である。

K2の言葉。「はっくしょん」はクッションの事。「はっぴ」はマクドナルドのハッピーセットに付いていたおもちゃの事。ディズニーの雑誌にて「ごめんね」を覚えるが、使い方がいまいちわかっていない様子である。

今日も今日とて、児童館。0歳児のお母さんがたが集まってのおしゃべりの場へ行った。今日はTが国連のTシャツを着ていたのでK2もYもお揃いで色違いの国連のTシャツを着せた。Yは更に国連のよだれ掛けもつけてあげた。集まっていたのは10組弱の親子。前回と同じく年齢で自然と二つのグループに別れていた。
Yをおんぶ紐から解放してあげて、マットのしいてある床に下ろす。K2はTから離れておもちゃを物色していた。この頃Yは無闇にいろいろなものを叩くようになって心配だったが、他の子を叩くような様子はなかった。K2も仲良く遊んでくれた。Tはどうしてもお母さん方の輪に入る事ができず。いつものように子ども達と会話しながら過ごした。
Tが他のお母さん方の会話に入る事ができない理由はわかっている。会話の内容が二種類しかないからである。ひとつは、旦那さんの愚痴。もうひとつが出産後の体調や体形に関する話だからである。どちらの会話にも混ざるのに躊躇してしまう。話の腰をおるのも忍びないし、他にする程の会話もないし。仕方のない事なのかもしれない。
時間が過ぎて0歳児の親子が去った後、子どもを連れて食事をとる人たちが姿をあらわした。K2よりもやや大きい子ども達とその親がテーブルに向かって食事をとりはじめる。K2はいつの間にかその輪に混ざってお菓子をもらっているので、慌てて持ってきたクルミパンを出してあげるが見向きもせず。途方に暮れているところに他の子どもがやってきて欲しがったのであげた。
しばらくして、お母さん二人が子供用の車を持ってきてみんなで遊んだ。中には車に興味がない子もいて積み木遊びをしていたが、K2は元気よく車で遊んだ。Yが車に興味があるらしくて、走っている車に手を出そうとして危険だったのであいている車に乗せたらK2がうしろから押しはじめ、Yはごろんと落ちて泣き出す。だっこしても泣き止まないので、おんぶ紐でおんぶする。K2も「おみず、おみず」と言い出して機嫌が悪くなったので、そのまま帰宅した。

Kの母と買い物に行ったK2はとうとう、プラスティックのおもちゃのシャベルとバケツを買ってもらって帰ってきた。帰ってきた途端、「こうえん、こうえん、こうえん」と言い出した。夕方なので「あしたね」と言ってなだめた。そうしたら今度は一緒に購入したポケモンの手桶を持ち出して、「おふろ、おふろ」と言い出した。

子どもは見ているものだなぁ、と思わせるものがあった。Kの母がいつも飲んでいるビールをちゃんと選ぶ事ができたのである。別に教えたわけではないが、いつもKの母が飲んでいるのを見ていて覚えたらしい。

子どもを叱る
K2は毎日のように叱られている。しかし、だいたいは叱られても反省の色はない。悪い時は笑いながら叱られた事を続行したり、エスカレートしていく。育児もある段階をこえて叱る事がメインになってきた。美化すれば「しつけ」なのだが、叱りっぱなしでは親も子もストレスがたまる。家の中は危険がいっぱいで何をやっても怒られるのでK2は散歩に出たがっている感がある。
大人の注意を引くためにいたずらをする場合がある。この場合は一緒に遊んであげればいたずらしないわけだが、忙しくてなかなか相手をしてあげられない時がある。特に現在、子どもが二人いるので、どちらかがおろそかになりがちである。
純粋な興味でいたずらをしている場合がある。この場合、更に二通りあって、危険な行為に興味がある場合は(例えば窓から外を覗くとか、刃物を振り回すとか)即座に止めさせるべきだと思う。しかし、危険が伴う「可能性」がある行為と言うのがなかなか判断がつきづらい。極端に言えば道を歩いているだけでも危険な可能性はあるのである。
こう言った「叱る」という行為は体で体得していくもののようである。この頃、小さい子ども連れのお母さんと接触する機会が増えたのでぜひとも学ばせていただきたいと思う。


2000/5/10

先日、iMacのマウスを変えた。購入の時に一緒に買ったELECOMのUSBマウスをずっと使っていたが、何だか調子が悪くてストレスがたまるので、iMacに付属していたマウスを使ってみた。とても快調である。重さもしっくりくる。さすがAppleと言えるかもしれない。

今日朝起きたらK2の第一声が「とうちゃん、こうえん」だった。ご飯をたべてからね、と行ったら「ごはん、ごはん、ごはん・・・」と大変であった。

ご飯を食べて着替えて真新しいバケツとシャベルを持って、Kが作ったおにぎりを持ってTがK2を連れて出かけた。Yはちょうどミルクを飲んだ後で寝てしまったのでお留守番である。
まずは、児童館へ行った。午前中は1歳以上の親子が集まって踊ったりするので、そこへ顔を出してみた。今日はいろいろと踊ってから、工作をした。Tが一生懸命踊ったが、K2はまだまだ一緒に踊るという事はやらないようす。それでも昨日からの興奮状態が続いているらしく、楽しそうではあった。工作は二枚のボール紙をガムテープで張り合わせて輪ゴムをつけて跳ねるおもちゃを作った。Tも子どもの頃に作った事のある懐かしいおもちゃである。今日新しくきた赤ちゃんが、とてもはいはいが早くてびっくりした。はいはいで走っている、という感じであった。歩く事もできるがそちらのスピードはぼちぼちだった。
一通り終わってからちょっと早いお昼にKが作ってくれたおにぎりを食べ、児童館を出た。目指すは公園の砂場である。公園の砂場には先日もいた親子が遊んでいた。K2をベビーカーから下ろしてバケツとシャベルを持たせて砂場に下ろす。今日は自分のおもちゃがあるからそれで遊ぶかと思ったら、少し遊んだらすぐに他人のシャベルとバケツで遊びだした。他の子ども達はたくさんの遊び道具を持っているのでK2が借りても喧嘩になる事はないけれど、せっかく買ったのに、少し残念である。今日も真剣な顔をして穴を掘ったりしていた。しばらくするとお昼の時間になり、他の子ども達が帰ってしまいK2が一人で戸惑っていたので、Tも一緒に穴を掘った。昔とった杵柄、懐かしさが込み上げてきたTは思わず深い穴を掘ってしまい慌ててうめる。しばらくすると、お昼を食べ終わって遊びに来た親子が続々と公園に来て、砂場へもやってきたので、TはまたK2を放っておく事にした。
気がつくと雲が出てきたので、雨の心配もありK2にかえろうと言ったがなかなか遊びが止まらない様子。とりあえずK2のバケツとシャベルを確保して、K2が持っていた他の子どもの遊び道具を返すように言ったら素直に応じたので、そのままベビーカーに乗せて水場で手足を洗って帰宅した。
朝早くから興奮して目が覚めていたのでさすがに眠くて帰りつくまでに、ベビーカーの上で寝てしまった。

Yが泣ながらもおまるでおっしっこをしたそうだ。こういった事は習慣だからYの方がK2よりも先におむつがとれるかもしれない。Yがトイレに行くようになればK2もつられるかもしれない、とちょっと淡い期待をいだいてみる(笑)。

今日の朝日新聞の夕刊でベビーシッターに関する記事があった。託児施設のあるデパート等の資料も付いているので、後日できるだけページで紹介したい。


2000/5/11

今日も朝から児童館に行った。YをおんぶしてK2がベビーカーである。ちょっと遅れて児童館について体育館へ向かう。ダンスは終わっていて、椅子取りゲームのようなものが始まった。Yを脇のベビーベッドに横たえて、K2の手を引いて遊ぶ。
椅子取りゲームが終わってお話がはじまって、その後、点呼した。今日はYもいて、Yの点呼にかわりにK2が出席カードをとりに行った。
椅子取りゲームの間に、男性が男の子の手を引いて入ってきた。最初のうち機嫌の悪かったその男の子もだんだんと機嫌がなおる。せっかくだったので、話し掛けるチャンスをうかがっていた。みんなが解散しても体育館で子どもと一緒に遊んでいたので、とうとう話し掛ける。世間話をして、名刺を交換してお昼になったので帰宅した。男の子はK2と同い年、たぶんはじめて育児をしている男性と話す事ができて、ちょっと充実した。

昼に断水した。お湯がなかったりしてちょっと焦った。断水のチラシをもらっていたがすっかり忘れていたのである。それでも、冷蔵庫の中に水が入っていたのでそれを沸かしてなんとか乗り切る事ができた。

夕方のKがバイトが終わるころにKのバイト先の本屋に行ってみた。Yを背負ってK2をベビーカーに乗せたのだが、本屋に近くなるとK2は歩きたいと言い出す。仕方がないのでK2の手を引いて本屋に行った。Kのバイトが終わるまで本屋で立ち読みでもしていようかと思ったが、気がつくとK2が買って欲しい本を見つけてKにねだっていた。お客さんが続々とレジにくる中でK2が泣きわめいてねだり、営業妨害になってしまうので本を取り上げて本屋を出る。ベビーカーに乗せても泣叫んでいたので仕方なく歩き回ってゲームセンターに立ち寄る。Kのアルバイトが終わるギリギリを見計らってもう一度本屋の前で待って一緒に帰る。


2000/5/12

K2はこの頃、自問自答する。「これなに」と聞いて知っている事は自分で答えてしまうのである。

YはK2と一緒に、歯固めビスケット、やきふ、ばなな、キユーピーベビーフードのチキンピラフを食べた。

朝起きてK2とYに外出の用意をして今日も児童館へ。今日は屋上で運動したが、K2はなんだか、ずっと御機嫌ななめだった。結局屋上ではTにだっこをねだって全然遊ばなかった。それでも、体育館で解散してYを背中から下ろして、K2に車を出してあげるとなんとか遊びだした。Yは広い体育館でどうしても動く車に興味があるようで、危ない方へと移動しようとするので目が離せない。K2も機嫌がよろしくないのですぐに服の裾を引いたりして要求してくるので、とても困ってしまった。お昼になりK2もYもお腹が空いてきたので帰宅する事にした。帰りにちょっとだけ雨にふられた。

昼食を食べて二人が昼寝して目を覚ましたころ、ちょうど雨が止んでいる様子だったので、散歩に出かけた。おむつとおしりふきのウエットティッシュを購入するためにマルエツに向かう途中で再び雨にふられる。YとK2のおむつを二つ持って家に帰るのは重くて嫌だったのでKのバイトが終わるのを待って一緒に帰ろうと思い立った。とりあえず、マルエツの遊び場で久しぶりに遊んだ。Yはいろいろなものに掴まって立とうとする。よい運動だと思うがK2の遊び相手にはなかなかならない様子で、もてあましたK2はいろいろと遊び回る。時間的に遊び場にはT達以外は誰もいなかったので貸し切り状態であったが、K2には不満だったようである。
バイトが終わった時間を見計らって携帯電話に連絡を入れてみるが、どうもうまく繋がらない。あとでわかった事だが、Kは携帯電話を忘れてしまっていたのであった。電話をかけつつ本屋に向かったが、また、営業妨害をするのもまずいので、本屋の近くでちょっと待って帰ってきた。Kはすでに家に帰っていた。

この頃、K2は「すき、きらい」とか「いや」とか「はい」とか、意志を主張するようになってきた。だめということを「いいの、いいの」といったり、「かって、かって」とか「もっと、もっと」とか、自分のものを主張したりする。


2000/5/13

今日は朝から忙しかった。昼過ぎからKの母の鞄もちでTが出かけてしまうのに、夕方からKは歯医者があって出かけなければならない事に、今朝気がついたのであった。急いでTの実家に電話してK2とYを預かってもらえるかどうか聞いてみる。Tの母は都合が悪かったが、Tの育ての親とも言うべき方が来てくれると言う事で急いで用意をする。TとKの母の用事はTの実家からそれほど遠くないのが良かった。

ミルクを飲んで寝てしまったK2をベビーカーに乗せ、Yをおんぶして、育児関係の荷物をベビーカーにぶら下げて玄関を出てみると外は雨。よっぽど用事をキャンセルしようかと思案したが、ベビーカーにレインカバーをかけてYに注意しながら傘をさして出発。最寄りの駅に行く道の途中で突然、雨足が強くなってTはびしょびしょになった。それでもYがまったく濡れずにすんだのは不幸中の幸い。K2はレインカバーに強く当たる雨を真剣に観察していた。駅に着くころには雨も小降りになっていた。
電車の中ではあいかわらず立ったり座ったりのK2。それでも今日は大人しい方だった。最初のうち、お菓子でごまかしていたせいだと思う。Tの実家に近付くに連れてK2の機嫌が悪くなるのは、寝ているところを起こしてまで連れてきたからかもしれない。
Tの実家に着いてTの育ての親の人にK2とYとを預けて、急いでバス停に向かう。ところがバスが来ない。30分待って来ないので営業所に電話してみると渋滞とのこと。しかたなく一度、Tの実家に舞い戻ってバイクで行こうかと思ったが諸処の理由により断念して、自転車にまたがる。場所はわかっているのが救いであった。
久しぶりの自転車は大変に疲れた。明日あたりは筋肉痛がひどいのではないかと思う。現場へは40分程度で到着する。最初から自転車で行っていれば遅刻する事もなかった。行きが自転車と言う事は帰りも自転車である。なじみの道を懐かしく思いながらの帰宅であった。
Tの実家にはTの妹とTの父が帰ってきていた。Tの育ての親の人はなかなかうまく相手をしてくれていたようで、ほとんど泣かなかったらしい。Kの母も来てみんなで食事をした。その後、Kの母とYが先に帰宅した。K2はしばらく遊んだあとで、布団で寝てしまった。BGMは「おさるのかごや」と「かっぱなにさま」だった。もう一件、Tは用事を済ませて、K2と一緒に帰宅した。

今日、Tの実家で覚えた言葉は「こまったね」であった。どうでもいいけどTの親類はK2に下らない事を覚えさせるのが得意のようである。


2000/5/14

Yの頭頂部と目のあたりに腫れがある。二、三日前からできているようである。KとKの母の診断では「とびひ」とのこと。どんな病気かわからないが病院に連れていった方がいいかもしれない。

この頃、K2が「ミルク」を要求すると牛乳を哺乳瓶に入れて電子レンジであたためてあげている。K2には「ミルクだよ」と言ってあげている。嘘は言っていない。しかし、K2は薄々気がついているようなので、「大きくなったから新しいミルクにしたんだよ」と説明した。

Tが「「けいたいでんわ」って言ってみぃ」という寝言を言っていたそうである。夢の中でも育児をしているようである。Tの疲れがとれないのはそのせいかもしれない(笑)。

Kの母がK2と出かけてキティーちゃんのサンダルを買ってきた。夏に向けて歩いても脱げないようなものを選んできた。それをはかせて昼にKとTとYとK2で散歩した。最初、いつもの砂場のある公園で砂遊びする。今日はみんな砂遊び以外で遊んでいてひとり寂しくK2が砂場にいたのでTが一緒になって穴を掘る。Yの離乳食がないので買いに行きたいというKの発案で移動する事になっが、K2がなかなか遊びを止めてくれない。いくら言っても聞かないのでKが抱きかかえて水道で手足を洗ってベビーカーに乗せる。文句を言っていたが「他の公園に行こう」と説得してK2はおとなしくなる。
気がつくとKが用事がある時間になってしまい、通りがかった公園でTとYとK2が待っている事になって別れる。砂場もなくK2はあまり面白く無さそうだった。ゆうやけこやけの鐘がなるとK2は「こやけ、こやけ、みんなかえっちゃった」と言い「かえる、かえる」と言い出す。しまいには勝手に道に飛び出す始末で、Yを背負っているTが必死に追いかけたりした。近くにマクドナルドがあったのでそこへ行って軽食をとりKを待つが、ちょっとお腹がふくれるとK2はまた「こうえん、こうえん」。そろそろ、Kの用事が終わるころで連絡を入れて落ち合う。
今日は母の日と言う事で花束を買う。花びらに縁取りがあるカーネーションとぼたんとユリと霞草を購入して家に帰った。


2000/5/15

K2がこの頃、騒ぐ事が多い。一日の半分以上、だだっ子なのである。どうしてなのかわからない。反抗期なのだろうか。それとも、Yに嫉妬しているのだろうか。深刻である。

Yが5秒ぐらい立った。今朝はじめて2秒ぐらい立って、今日一日、何度も立ち上がってとうとう夕方には5秒程度立つ事が可能になった。まだ、一歩が出ないが、そのうち歩きそうである。

新しいサンダルを素足ではいて歩いたら、小指の第一関節あたりに靴擦れができていた。痛そうである。

今日はKにソフトバンクの「ネットランナー」を購入してきてもらった。目的は「インターネットの情報源を使って、上司がうなる企画書作り!」という特集記事である。内容はWindowsユーザー向けになっていて収録されているソフトも当然Windows用であったのがちょっと悔しい。

昼過ぎに、K2にせかされて散歩に出かける。夕方に雨がふるという予報があったので砂場へはキャンセルして商店街などを散歩。ところがK2の機嫌がどんどん悪くなる。まずは、本屋で雑誌が欲しいと駄々をこねる。Kのアルバイト先の本屋で買おうと説得するがまったく聞かず、しかたなく実力行使した。そのあとも機嫌が悪くて「じゅーす、じゅーす」と言って飲み物を要求するのでコンビニで飲み物を買うが、お菓子も買ってくれと要求、これも言っても聞かないので実力行使。その後、マクドナルドの近くに来て、更に駄々をこねるので言って聞かせるが、やはり泣きわめくのでベビーカーに乗せてその場を去る。ずっと泣き続けてマクドナルドの方向を指差すので、手近な公園に寄ると多少は機嫌がなおる。そこで仕事帰りのKの母と合流して帰宅しようとすると、駄々をこねた。それでも、お腹が空いていたのか「家に帰ってご飯を食べよう」と言うと渋々したがった。


2000/5/16

K2のひざの裏あたり、ふくらはぎに赤い斑点が二つできていた。Yの斑点といい、ダニか何かがいるのだろうか。清潔にしないといけない。増える感じもなく、悪化する感じでないので、見守っている。

TがいるとK2がわがままになるらしいという事にKの母が気がついた。今朝はTが起きてくるまでK2はYと仲良く遊んだりして良い雰囲気だったらしい。

今日は昼から公園の砂場に行った。いつも行っている公園である。今日の先客は女の子とお母さんで、砂場でままごとをしていた。プリンの容器に砂を積めてプリンとかを作っていた。K2も仲間に入れてもらった。K2はおままごとなどはやった事がなかったので最初のうち戸惑って一人でバケツに砂をつめていたが、Tが混ざって一緒にままごとを始めると、要領を掴んだようである。「ちょこ」とか「けーき」とかおもちゃの皿に砂を盛って並べて、みんなで遊んだ。Tが穴を掘っていると女の子がそこに入りたがったので、みんなで大きな穴を掘った。穴に座るとお風呂みたいで「おんせん」と言って女の子とK2が順番に入っていた。穴を掘った時にできた砂山を「おおきなぷりん」とかいったりして遊んだ。K2はその女の子が持ってきた泡立て器に興味があって、それを使ってシャベルのように砂をすくおうとしていたが、うまくいかなかった。そのうちに泡立て器はまぜるものと、教えてあげたら「まぜまぜまぜまぜ」と言いながら、砂を混ぜていた。
そのうちに、子ども連れの母子が沢山やってきて賑やかになった。児童館でこの公園を教えてくれた人もやってきた。それぞれ持ってきたおもちゃを砂場にばらまきながらみんなでわいわい遊んでいる。これが噂の「公園デビュー」と言うものかもしれない。お母さん方の井戸端会議に入れずにTは仕事で帰宅しなければいけない時間が近づく。K2はちょっと大きいお友達の間で楽しそうに遊んでいる。帰ってしまうのは忍びなかったが、置いていくわけにもいかず、実力行使でベビーカーに乗せて水道で手足を洗い靴下と靴をはかせて家に帰ってきた。

家に帰ってからK2のおむつを替えたら、中に砂が沢山入っていた。砂場では完全に砂に座り込んで自分の足や腕に砂をふりかけていたから当然である。

Kの母に連れられてK2とYはマルエツに行った。遊び場では仲良く遊んでいたようである。やはりTがいない方がK2はおとなしいのかもしれない、と思った。「ミッフィー」のY用とK2用のTシャツを一枚づつ購入して帰ってきた。


2000/5/17

先日よりYのミルクを補助ミルクに変えた。特に変化はない。気がついているのだろうか?

K2の言葉。「くむま」→「車」、「でんしゃ」→「自転車」、「あまえちゃって」など。

YをおんぶしてK2をベビーカーに乗せて買物に行く。K2は「かいもの」より「かいだし」という言葉の方が好きなようだ。出かける時にTが「じゃあ買物に行こう」といったら「かいだし、かいだし」とK2が言った。しかし、K2は公園に行きたかったようで、スーパーマーケットに着くまで「こうえん、こうえん」とくり返していた。
売場を歩いているとAGFのMAXIMのTVCFイメージ曲試聴用CDの付いたインスタント珈琲があり衝動で購入(日記を書きながら聞いています)。他にはK2がいつも欲しがるチョココルネを買う。ついでに飲物も買ってレジを出て椅子に座っておやつの時間となる。チョココルネは口のまわりをチョコだらけにしても全部食べきれず、TとYも手伝った。
帰る途中で公園に寄る。小さな砂場があるが、遊び道具を持って来なかった。先ほど買った飲物のカップを飲み干して良く洗ってあげると立派な砂遊び道具になったのでK2に渡す。
空の調子がよろしくないので、帰ろうと思ったが、K2はなかなか帰りたがらないので強引に連れて帰った。

K2はひとの事をかじる。遊びでかじっているようで、何だか動物的である。たしか、子犬がかじって遊んだような記憶があるけど。

K2がKの母と買物に出かけてポケモンのぬりえとイクラを買ってきた。イクラの軍艦巻も買ってきた。


2000/5/18

K2の言葉。「はっくしゅ」→「ファックス」など。

昼にK2とYを連れて、Kと一緒にTは児童館に行く。ほとんどの人が帰ってしまった後で、閑散としていたが、Kは初めてだったのでいろいろと面白かったかもしれない。人もいなかったしKもバイトの時間が迫っていたので児童館を出てTはYとK2を連れて公園へいった。
公園では今朝まで雨がふっていた後があり、砂場は少々湿っていた。子ども連れの人の姿もなく、しかしK2は砂場で遊びはじめた。ところが一人でつまらないらしくTも一緒に遊ぶように要求するので背負っていたYをベビーカーに乗せて、砂場に座る。Yが暇そうなので、YとK2の間を行ったり来たりした。
そのうちに一組の母子が来た。話をすると10ヶ月の女の子と4才の女の子だと言っていた。10ヶ月の方もスモックを着て砂場に下ろされた。多少砂を食べたところで気にしない、と言っていた。それに、あまり砂を口に運ぼうとしないので安心なようであった。
他の親子はまったく来る気配を見せず、いつの間にか雲がかかってきて雨の心配もあったので帰ることにした。ところがやはり、K2は帰りたがらず。実力行使しようと思ったら、一緒に遊んでいた親子が帰り仕度をはじめて、K2も帰る気分になったようで、自主的にベビーカーに乗ろうとした。手足を洗って帰宅したが、天気は持ち直したようで、日が照ったりしていた。なんとも不安定な天気だった。

今日のYの離乳食はキユーピーベビーフードの「チキンライス」であった。K2が欲しがって、Yよりもたくさん食べたそうである。

ベビーカーのクッションを洗った。かつて、座ぶとんを洗って綿が片寄ったことがあったので、今回は手洗いで慎重に洗った。最終的には洗濯機をつかって脱水して干した。クッションを外してしまったベビーカーが物悲しい。


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